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志望動機と自己PRの書き方

看護師履歴書の志望動機と自己ＰＲ

履歴書で一番悩む志望動機。看護師さんの共通の悩み、書くことが見つからない、どう書けばいいの？にお応えします。

自己PRもこれを見れば大丈夫。みんなここが悩むところだから、あなたがしっかり考えて書けば面接合格間違いなし！

4つのパターンに合わせてしっかり解説します！

看護師経験年数が浅い
看護師経験年数がしっかりある
転職回数が多い
ブランクがある

看護師経験が浅い（1年～3年程度）の場合

志望動機の書き方
とにかく応募病院へ自分のやる気を売り込みましょう。特に新卒で1年くらいの短い期間で辞めてしまった看護師さんは、看護技術はほとんど身についていませんので、あれこれ看護ケアのことを言うよりは若さとやる気を売り込むのが一番です。

そしてやってみたいこととその理由を伝えましょう。しっかりやる気と覚悟が相手に伝わるよう努力すれば大丈夫です。

もし3年看護師経験をしていれば、看護の基礎は身についていますので、自分がやりたい看護をその応募病院でやりたい、ということと、どうしてそう考えているのか伝えましょう。もちろん若さと活力も忘れずに。

志望動機例
現在の病院は、新卒で入職した二次救急指定ですが地域の病院として亜急性期病棟の要素が強いです。

診療報酬制度も変わり、今後の病院の方向性も見えていない事があるのと、今は多くの症例を学び今後も看護師としてスキルアップをして、より多くの患者様のお役に立ちたいと思っております。

貴院であれば急性期病院として年間4000台の救急車を受け入れており、症例、勉強会、研修を通じてスキルアップできると考えております。

自己PRの書き方
やる気をしっかりアピールして自分を売り込みましょう。先輩に教えてもらうのではなく、自ら学んでいく姿勢をアピールします。

積極的な姿勢が若さのアピールにもなります。今までの看護経験の話と合わせて、○○といったことを身につけていきたいという風に前向きに伝えましょう。

自己PR例
看護師として忙しいときも寄り添う看護を実践するべく、患者様と接するよう心掛けてきました。

しかし実際には一人一人の患者様のそばに居れる時間は限られており、本当に寄り添える時間は限られていますが、気持ちや心が寄り添っていることを意識して看護業務を行ってきました。

私自身が看護師になったのも、入院中の私の祖母に対して優しく接し、心強い看護師さんを見て自分もそうなりたいと思ったことがきっかけです。今度は私自身がそう思ってもらえる看護師になりたいと思います。

中堅看護師（看護師経験が5年～8年）ある場合

志望動機の書き方
中堅看護師は5年～8年程度の経験を積んで26歳～30歳前後でしょうから、中堅看護師の存在となって、後輩の面倒をみつつ、看護業務もベテランの域に入りつつあると思います。

今後どういう看護師になりたいのかを決める時期になっています。次に目指す看護師像を明確にし、自分ができることやりたいことをしっかりアピールしましょう。

今後の方向性もしっかり考えておきたいところです。管理職を目指すなら主任、師長、看護部長、専門性を高めたいなら認定や専門看護師資格の道になります。

志望動機例
新卒で入職した病院で6年間勤務してきました。循環器病棟の経験を積んでおり、日々忙しい中で手術後に回復して退院する患者様をみてこれたことが何よりのやりがいでした。

今後は循環器看護のスペシャリストとして更なる経験を積んでいきたいと考え応募しました。ホームページで手術数、手術症例を拝見しており貴院で最先端の治療を積極的に学びたいと思っております。

ゆくゆくは認定看護師の資格取得も考えており、自分の専門性を高めながら病院全体に良いフィードバックと後輩育成ができればと考えております。

自己PRの書き方
看護実践や後輩指導など経験豊富なことが一番のアピールポイントです。経験術科だけでなく、委員会活動や勉強会の主催、後輩指導や後輩育成も書けることを具体的に書きましょう。

患者様に対しても看護師に対してもリーダーシップを発揮できると最高です。

応募病院がフィッシュ哲学を導入していれば、それに共感点や今までフィッシュ哲学を実践してきたことをアピールするもの良いでしょう。

自己PR例
循環器の臨床経験が6年あり、どんなに忙しいときでも弱音を吐かず、業務に携わってきました。もともと忙しいことが好きな性格なのと、面倒見が良いと言われる性格なので、新しい環境でも看護経験、周囲との調和など自分の強みを発揮して一日でも早く戦力となれるよう努力していきたいと思います。

転職回数が多い場合

志望動機の書き方
今回の転職で、しっかり腰をすえて長期に働くきたい希望をアピールしましょう。本音を言えば転職回数が多い場合は、退職理由はほぼ自己都合だと思います。

でも退職理由ばかり話をしてもマイナスイメージですし愚痴になってしまうので、辞めた理由も言いつつその病院での経験を経て次に○○をしたく転職しました、とマイナスな伝え方ではなく前向きにアピールしましょう。

志望動機例
今まで6つの病院で勤務し、さまざまな術科さまざまな看護、ケアのやり方、医師との連携の仕方などを経験して吸収してきました。まだまだ多くのことを吸収しスキルアップをしていきたいと思っております。

今までは転職回数も多かったのですが、これからは腰を据えて貴院で今までの経験を生かして活躍していけるよう頑張っていきたいと思います。

自己PRの書き方
チャレンジ経験豊富な点、いろいろなやり方を経験してきた点、さまざまなやり方に柔軟に対応してきた点をアピールしましょう。

多くの病院を経験してきたことで気づいた点、それを応募病院で改善の視点を持って業務にあたれるというプラスのこともアピールしましょう。

自己PR例
私は何事にもチャレンジする性格です。いままで5回の転職を経験しましたが、病院の規模や術科も様々です。看護方針も異なり自分自身のやり方にこだわるのではなく、より多くのことを吸収してきました。

一日でも貴院のやり方を学び、気づいた点は改善提案していけるよう、自分の長所を生かし、新しいことを柔軟に受け入れてスキルアップしていきたいと思います。よろしくお願いします。

長期ブランクがある場合

志望動機の書き方
ブランクは子育て、親の介護、ご主人の仕事の都合など家庭の理由で看護の現場から離れていることが多いです。ブランクの理由を伝え、日々進化する看護業務に一日でも早くついていけるように積極的に勉強して一日でも早く役に立ちたい気持ちをアピールしましょう。

看護師以外の仕事（会社員など）をしていて、看護の現場を離れていたケースもあると思います。その場合は、なぜ看護の現場を離れ、そしてまた戻ってこようと思ったのかを伝えましょう。

志望動機例
育児のブランク期間がありますが、新卒で病棟看護師として2年間勤務の経験があります。

子育てと仕事を両立しているママさんナースも多く、研修や勉強会など教育制度も充実している貴院で、医療技術や看護技術を学び一日でも早く活躍できるよう努力したいと思っております。

自己PRの書き方
ブランク中に学んだことで看護業務に生かせそうなことを交えて、積極的に勉強して一日でも早く一人前の看護師になれるよう前向きな姿勢をアピールしましょう。

また、自分がブランク看護師から復職した良い前例になれるよう、頑張る気持ちをアピールしましょう。

自己PR例
看護技術はほぼゼロからのスタートになりますが、勉強は嫌いではないので、新卒の気持ちで積極的に勉強して早期にブランクを埋められるように努力していきます。

また、同じような子育てのためにブランクがある看護師さんの模範となれるよう頑張ります。よろしくお願いします。

病気で休養していた場合

ブランク期間があると何をしていたのか必ず質問されます。
今、休養中（ブランク期間中）で、精神疾患で通院してるorしてたなら、きちんと話して伝えた方が良いでしょう。採用側も理解の上で採用すれば、もし再発しても何かしら対応してくれるはずです。

治療が終わっていたので話していなかったということになると、そんなこと聞いてないと言われてしまこともあり、トラブルの元です。

もし、過去のブランク期間に精神疾の治療をしていた場合、すでに治療が終わっていて、現在元気に働いていれば特に言わなくても良いと思われます。

転職した看護師のきっかけや不安だったこと7つの事例

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勤務シフトや勤務体制に関して若い独身の看護師だから急な残業やしわよせがきて、プライベートが充実できないという悩みの看護師と、職場環境に悩む看護師が環境改善の体制づくりが整っている病院へ転職したエピソードです。

20代　正看護師　総合病院勤務

転職しようと思ったきっかけは？

とにかく看護師の退職者が非常に多くて、ボーナス時期の年末や年度末に退職金をもらってから、まとめて20人以上のナースが退職することもあって、とにかく忙しくて体力的に無理だと思ったためです。

定着率が悪いのに病院側が改善のための環境改善の見直しを行わなかったので、しわ寄せがくる若い看護師から辞めていってしまって、日勤で残業が長引いて20時終わりもざらにありました。

転職活動は成功？失敗？不安だったこと

看護師の業務負担の軽減を病院全体で取り組んでいて、無理のないシフト組のために看護補助者を多く採用していました。看護補助者もスキルや仕事への意識も高いのが良かったです。これも病院の取り組みとして、定期的な教育を看護補助者に実施していたからです。

それ以外にも看護師との合同講義、マナー教育、接遇教育など技術面以外の研修プログラムにも力を入れていたので、職種を超えてお互い良きパートナーとして働けています。働く環境が良いので離職率も低く、年次有給休暇の取得も50％近くあります。

20代　正看護師　公立病院勤務

転職しようと思ったきっかけは？

ママさんナースが多い病棟だと特に若くて独身の看護師に夜勤回数が多く回ってきたり、子どもや家庭の急用で早退するママナースの代わりに残業したり、大変でした。三交代というのも不人気の理由だったとも思います。残業があるのに三交代で日勤深夜の時は全く休めず着替えとシャワーのために帰宅したようなことも多くあり大変でした。

病棟ごとに２交代制と３交代制があって、私がいた病棟は３交代でした。病院自体が３交代から２交代に変えようとしていましたが、看護師の人数を増やさないとできないため採用活動をしていましたが、現時点で３交代だからなかなか看護師が集まらないのと、採用しても退職する看護師が出てくるので一向に看護師が増えそうになかったです。

転職活動は成功？失敗？不安だったこと

全ての看護師が希望通りに休みを取れるわけではないですが、若い看護師にだけしわよせが来るような勤務シフトではなくてライフスタイルに合わせて働けるような職場環境って本当にあるのか？という不安がありました。日頃は忙しくてもいいのですが年末や夏休みにきちんと連休が取れる病院で働きたいと思っていました。

転職した病院は、長時間夜勤の負担軽減のために仮眠時間を確保する体制づくりをしていました。ナースコールが多いときは仮眠を取れないこともありますが、夜勤看護師を確保することが難しいため看護補助者を夜勤体制に加えることで対応していました。以前の病院は看護補助者はいませんでしたから、その人員確保だけでも十分体の負担が減りました。

また、介護福祉士、ヘルパー２級の資格保有者を看護補助者として採用しているので、単なる補助者ではなく、介助可能なスキルをもった職員の夜勤体制となっているのは心強いです。

20代　正看護師　民間病院勤務

転職しようと思ったきっかけは？

まとめて休日を取得しやすい２交代制の勤務にしてほしいという意見が看護師から出ていました。病棟の看護師の平均年齢は27～28歳なので独身で比較的若い職員が多かったので仕事だけではなくて、プライベートも充実したい希望が強くありました。

仮眠を取りたいのですが、職員の入れ替えが激しいと安心して他の職員に任せることができない理由で、十分に仮眠できないことが多々ありました。

転職活動は成功？失敗？不安だったこと

夜勤体制は看護師の人数も十分な病院に転職したので、無理なシフトは無くなりました。ヘルパーや助手のレベルも高く、助手業務の範囲は看護師と比べると限られているとはいえ、計器類の数値確認と看護師への報告など、患者の介助業務以外にも積極的に業務をこなしてくれていてとても助かっています。

私自身も含めて業務への職員の意識も変えていくことがより良い職場にしていくために必要だと考えています。旅行が好きなので２交代の病棟で夜勤明けにそのまま日帰り旅行や国内旅行に行けると思って転職しました。２交代は仮眠が取れないと体に負担がかかりますが、夜勤明けは長い休みが待っているので頑張って働こうと思えました。

30代　正看護師　民間ケアミックス病院勤務

転職しようと思ったきっかけは？

看護部の体制に不安を感じたのが転職のきっかけです。私が勤務していた時、看護師長という役職がなくて主任が病棟を仕切っていましたが、一般的に言う看護師長の権限が無かったので主任が一人で頑張って全体を見ていました。

主任が一人でどれだけ頑張っても、勤務シフトひとつとっても職場のカレンダーに各職員が自分の都合を書き入れて作成されていて職場のルールが非常にあいまいな状況でした。看護部組織としての方針が無いまま働いても長続きしないと思って転職をしました。

転職活動は成功？失敗？不安だったこと

当たり前のことかもしれませんが、各病棟に師長がいる病院を選びました。それと師長がいてもチーム運営ができていなければ意味が無いので、前職で困っていたシフト作成の権限があるかどうか確認をしました。

安心できたポイントは、組織図が作成されていて各職員への情報伝達、指揮命令、周知徹底の運用が明確になっていた点です。

転職で職場を変えるとき勤務環境を把握するために、組織の整備と指揮命令の明確化、病院理念の周知徹底など、基本的なことができている事が大事だと感じました。看護部長が看護師全体に考えを浸透させるべく職場を見に来てコミュニケーションを取っているので長く勤められそうです。

30代　正看護師　民間一般病院勤務

転職しようと思ったきっかけは？

職場のコミュニケーションが不十分で、看護師、助手、が勝手に動くような現場でした。師長が業務についてあまり口出しをしないタイプだったため、指揮命令系統があいまいで、業務中でも陰口の言い合ったり、環境が嫌になって辞めました。

病院の理念では、患者のためとか職員一丸となって医療を提供するといったことをうたっていますが、看護師含めた職員全体がに十分に理解しているとはいえない状況だったのも耐えられませんでした。

転職活動は成功？失敗？不安だったこと

人間関係のことはどこへ行ってもあるから、多少はやむをえないとしても、みんなが勝手に動いて働きづらい環境はもう嫌だと思って転職活動をしました。今は、看護部長が各部署へ直接行って、大事なことは現場の職員に直接伝えるようにしています。

やっぱり病院のトップや看護部のトップの人が、大事なポイントを見極めて直接会話する機会を作る病院は、スタッフが勝手に動くこともないと感じています。退職者は一定数いますが、環境が嫌で辞めていく看護師はいないようなので、私ももっとコミュニケーションを深めて行きたいと思っています。

30代　正看護師　慢性期・一般病院勤務

転職しようと思ったきっかけは？

地域的に高齢化が進んでいる中での地元病院の位置づけだったので高齢の入院患者が多くて、でも15対1なので看護師が少ない状況でした。

看護師と准看護師の比率が、看護師50％だったので看護計画や看護ケアという面でも患者・看護師共に満足できる状況ではなかったです。すぐの改善は難しいと思って転職をしました。

転職活動は成功？失敗？不安だったこと

10対1かせめて13：1の病院を希望して、13対1の病院に転職をしました。長いこと慢性期に携わっていたので10対1の場合は急性期的な要素が強くなるためついていけないと思ったからです。

13対1でも看護師不足の可能性はあると思っていたのが不安な面でしたが、入院基本料13対1の維持と10対1を目標とした看護師採用と、離職防止プログラムを院長、理事長、事務長、看護部長の各組織TOPが中心となて取り組みをしていたので、実際は安心して業務に専念できる環境でした。

20代　正看護師　民間総合院勤務

転職しようと思ったきっかけは？

病院が赤字経営で、法人の経営者が変わったときに組織的な取組が大幅に変わりました。無駄を減らすために若い看護師がどんどん意見を言える環境になりましたが、昔から在籍している上の看護師の多くは反発したり、ぎすぎすした状況で神経をすり減らしていたので、人間関係が良い職場に転職したいと思いました。

転職活動は成功？失敗？不安だったこと

私の希望エリアで新病院ができる話があり、オープニングスタッフも大々的に募集をしていました。新規病院なら長年勤めている看護師もいなくて人間関係のしがらみが無いので、転職をしました。

看護部長も職員全員で病院を作っていく意識が強いので、事あるごとにミーティングや面談を実施して職員の意見に耳を傾けるようにしています。ハード面でも、建物がきれい、設備が最新、清潔感が合って採光が良く明るい院内なので、私自身の気持ちも明るくなりました。

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