ブランク看護師が復職する際に知っておきたい5つの事

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１．ブランク看護師が復職で心配することはみんな同じ

看護師の仕事を辞めてからブランク期間が長くなると、看護技術が変わっていたり復職したいけど心配なことが多くあって悩みますよね。

 

ブランクが短ければ不安や悩みは少ないかもしれないけど、看護師は女性の職場だから一度結婚や子育てで離職をすると、退職をしてから20年近くブランクが空くこともあります。

 

初めは一人子育てが終わってから復職しようと思っていたけど、二人目が生まれたり、旦那の仕事が忙しくなって家を空けにくくなったりしているうちに、復職のタイミングが遅くなってしまうのです。

 

２．看護師復職のタイミング

看護現場に復職をする時、産まれて6ヶ月経過してすぐ復職する場合、2歳位になって保育園に上がるタイミングで復職する場合、小学校に上がるタイミング、中学校に上がるタイミングなど、子育てに合わせて考えるものです。

 

復職のタイミングが早い看護師は、収入面で共働きをしたい、看護の仕事が好きだからなどの理由があります。

 

収入面は子供の学費を考えて早めに復職をしておくケースが多いでしょう。

 

看護師の仕事が好きだから早めに復職するというのは、家庭との両立もしなければいけないので旦那の理解も必要になります。

 

子供が小さいときにできる仕事と、子供が大きくなってからできる仕事は違います。

 

子供が小さいうちは保育園の送迎があるから時短希望だったり、土日は働けないなど、働き方に制限があるでしょう。

 

常勤で夜勤もやりたくても、子育てをして家事もしながらだと常勤で働くのはどうしても無理があります。

 

24時間託児所があっても、家庭があると旦那との生活のすれ違いも出てきてしまうので夜勤は無理が生じます。

 

子供が大きくなってくると、家事をするものの育児に手がかからなくなってくるので、旦那の休みに合わせて夜勤もできたり土日の勤務もできるようになってくるでしょう。

 

子育ての事情に関わらず、家庭と両立を第一に考えると非常勤パートで扶養範囲内の勤務を希望するケースが多いです。

 

３．ブランクが長い看護師の復職

ブランク期間が短ければ、看護のお仕事もすぐ慣れて思い出すのですが、子育てで15年や20年近くブランクの看護師もいます。

 

看護師免許を取得して2年〜3年働いた時に、結婚、出産で退職してそのまま専業主婦をするとブランクが長くなります。

 

看護師を辞めてからブランクが長くなると、看護技術も変わっているし、ほぼ新卒看護師と同じ状態なので復職をためらいます。

 

都道府県のナースセンターなら無料で、看護技術を思い出すための復職セミナーを開催しているので、復職セミナーを受けて最低限の看護技術と医療処置を学んでから復職すると良いでしょう。

 

４．復帰する職場は医療機関だけじゃない

看護師なら医療処置をやりたいと思うもので、介護のお仕事はしたくない考えを持っている傾向にあります。

 

病棟だと夜勤や残業があるから、クリニックで日勤や午前のみの仕事をしたいと思うようですが、介護施設の看護師のお仕事も増えているんです。

 

看護師が介護施設を敬遠する理由として、介護施設で働いたことがないからどんな仕事かわからない、介護の仕事じゃなくて看護のお仕事がしたい、介護施設は看護師の人数が少ないから大変、介護施設の仕事はまだやりたくない、といった声が挙げられます。

 

５．ブランク看護師の復職先のメリット・デメリット

復職先として、病院（病棟・外来）、クリニック、介護施設、その他（企業、訪問入浴など）があります。それぞれのメリットとデメリットを整理して復職後も無理なく働ける職場を選びましょう。

 

 

看護技術を身に付けたりスキルアップできる環境も整っています。将来的に急性期や看護師として医療現場に携わっていきたい人にピッタリです。

 

看護師数が多くいるので周りの看護師に教えてもらったり、助けてもらえます。特に小さい子どもがいて復職する看護師は子どもの急な発熱の休みや早退がしやすいでしょう。

 

患者数も多く、決められた時間に看護業務が必要なため、病棟・外来ともに時短勤務や遅出出勤は難しいでしょう。プライベートと両立することが難しくあきらめてしまう看護師も多いのです。

 

看護師ブランクが長いと身に付けることと覚えることが多く、医療現場の仕事に慣れるまで非常に気力も体力も遣います。

 

 

採血、点滴などの基礎的な医療処置に携わることができるので、看護技術が落ちにくいでしょう。

 

自宅の近くで求人が出ることもあり通勤面の負担が少ない特徴があります。

 

看護師を多く配置する必要が無いため、非常勤パート募集が出ることが多く、探している求人の希望条件と合う可能性が高いです。

 

看護師数が少ないため急な休みを取ってばかりいると居づらくなる可能性があります。

 

院長の考え方でクリニックの方針が決まるので、合わない雰囲気の場合は人間関係の面で苦労するかもしれません。看護業務以外にも事務的な仕事や雑用もあります。

 

 

特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・デイサービスは治療施設ではなく、主な仕事は高齢者の健康管理業務なので、ブランクの長い看護師でも無理なく復職できます。

 

夜勤もなく難しい業務もないため、残業も発生しにくい環境です。デイサービスなら時短勤務の融通がききやすく、特別養護老人ホームも時短勤務の相談ができます。

 

介護士の仕事と同じことをする先入観がある看護師が多いようですが、介護業務と看護業務を分けている施設が多く、介護士が大変な時に一時的に手伝うことがある程度です。

 

介護老人保健施設は治療施設なので医療行為もあり夜勤もあります。療養病棟のイメージなので、病棟ほど医療行為を求めていないけど医療処置も携わりたい看護師は介護老人保健施設が良いでしょう。

 

看護師の配置人数が病院に比べ少ないです。利用者約30名に対して看護師1名のイメージです（介護老人保健施設は利用者約10名に対して看護師1名）。

 

特別養護老人ホームと有料老人ホームの看護師業務はバイタルチェック、服薬管理くらいで、医療処置が少なく（あってもインスリン、胃瘻、褥瘡処置、点滴、在宅酸素、ＩＶＨ、バルーンなど）、看護師の医療スキルを上達させることは難しいです。

 

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