専門看護師なら看護師求人サイト口コミ情報ランキング

専門看護師は特定の11分野で、複雑で解決困難な看護問題を抱えている患者やその家族に高い水準のケアを提供するために、熟練した知識と技術を持った看護師と認められた人だけがなれる資格です。この資格は大学院で専門教育を受け、日本看護協会の試験に合格した看護師のみがなれます。

専門看護師は看護全体の質の向上を役割としているので、認定看護師と比べると看護実践よりも、「調整」や「倫理調整」というケアを提供する全体システムをみる役割があります。そのため「研究」という役割も認定看護師にはない役割です。

実務5年以上の経験と大学院で2年間学ぶなど、ちょうど出産子育てのタイミングと重なる時期になる可能性も高く、認定看護師と比べ資格取得のハードルが高いため認定看護師に比べまだまだ資格者は少ないのが現状です。
※専門看護師は2012年12月現在1,048名そして2014年現在1266名ですが、認定看護師10,878名（2012年時点）、12,452名（2014年現在）と比べてまだ約1/10しかいません。

専門看護師とは

日本看護協会専門看護師認定試験に合格し、より困難で複雑な健康問題を抱えた人、家族、地域等に対してより質の高い看護を提供するための知識や技術を備えた特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有する看護師のことをいう。

役割

• 実践：個人･家族または集団への卓越した看護実践
• 相談：看護職等へのコンサルテーション
• 教育：看護職者に対する専門分野の教育的機能
• 調整：保健医療福祉チームへのコーディネート
• 研究：専門知識･技術向上及び開発をはかるための実践の場における研究活動
• 倫理調整：個人･家族または集団の権利を守るための倫理的問題や葛藤の解決

受験資格

• 看護系大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会が定める専門看護分野の専門看護師カリキュラム総計26単位を取得していること。
• 保健師、助産師、看護師の資格保有者。
• 通算5年以上の実務経験 ＋ 3年以上の特定分野での経験 ＋ 1年以上の専門看護師教育終了後の経験

認定審査は二次審査まであり、一次審査では書類審査、二次審査では口頭試問（面接）が行われます。認定審査に合格すると専門看護師として認定証が交付され登録されます。※5年毎に認定更新が必要。

患者だけでなく家族のケアや支援という視点で、いくつかの専門看護師の活動例をご紹介します。

がん看護専門看護師の活動として、患者・家族の意思決定支援、苦痛緩和の援助、倫理的問題の調整、緩和ケアチーム活動など、患者だけでなく看護師以外の職種も含め全体調整をしながら看護を実施できるようにしています。

小児看護専門看護師の活動として、子どもの家族からの相談を受けケア方法を指導するだけでなく、共にどういうケアをするのが良いか考えて改善を目指しています。また、小児看護の質向上のためにも、小児科看護師たちと勉強会や研究を行い、専門看護師として病院内の職員に対して看護倫理教育、看護研究指導、研究倫理審査などを実施します。これらの活動は病院を利用する子どもと家族に対して、より質の高い看護を提供するためです。

急性・重症患者専門看護師の活動として、生命の危険がある状態の患者や家族に適切でより専門的な看護を提供しています。これは複雑な環境下において、習得した専門的な知識と熟練した看護技術により患者に応じた看護を提供するものです。また看護の質向上のために、卓越した専門能力を持つ実践者として、看護師の相談、教育、研究、病院職員の調整、倫理的問題の調整役としての役割を果たします。

慢性疾患看護専門看護師の活動として、看護の現場では看護ケアを通じて患者の入院から退院後の生活までを考え、医療チーム全体の調整やや倫理的問題の調整をおこないます。
資格取得の勉強を通じて学んだ知識や技術を、スタッフに伝えるための教育にも力をいれています。 また日々の病棟看護を研究材料とし学会発表をしています。
看護ケアで大切にしていることは、患者や家族と関わるりながら、患者がどう考え、どう感じているかを考えることを大切にしています。いつも患者を患者ではなく生活者としてとらえ、じっくり関わっていくように心がけています。
まだまだ専門看護師は少ないので、院内の職員と様々な関わりを持ち専門看護師の役割を理解してもらうための活動も重要です。

専門看護師の勤務先

大学病院での勤務比率が1/3となっています。大学病院で勤務していたから専門看護師の資格を取得しやすい環境だったのかもしれませんが、研究色の強い職種のために研究を続けられる環境の大学病院が選ばれているとも言えます。

※2014年度

専門看護師分野別（11分野）

およそ40％ががん看護の専門看護師です。専門看護師の特徴でもある患者と家族両面のケアをすること、他職種と連携をして全体を見ること、病院内で職員への指導や勉強会を行っていることを考えると、がん看護は医療としても看護としても奥が深く今後も重要な疾患のため、より研究したいため一番多いと考えられます。

※2014年度

認定看護師特定分野と特長一覧（11分野）

都道府県別 専門看護師数

先ほど大学病院の専門看護師数が多い説明をしましたように、高度医療が学べる環境が整っている東京の専門看護師数が多くなっています。専門看護師のことに限らず、若いうちに東京で最先端の医療を学びたく上京する看護師も多くいます。

※2014年度

認定看護師はこちら

カンタン1分登録で好条件の非公開求人をGET！希望条件や時期が決まってなくてもOK。専任コンサルタント親切丁寧に相談に乗ってくれます。複数サイトに登録することでより多くの求人と出会えます。 内部事情に詳しい専任コンサルタントの志望動機。退職理由・履歴書の書き方・病院別面接対策レクチャーで転職成功間違いなし。一人で転職活動するよりも強い味方♪

＼厚生労働省許可事業者だから安心／

■好条件の非公開求人をイチ早く紹介

■看護師求人のプロが支援

■あなたに合った転職活動

■厚生労働省許可事業者

■複数サイトを併用ＯＫ

人気看護師求人サイトランキング詳細はこちらから>>