派遣ナースと看護師派遣求人について徹底解説!
看護師派遣といえば単発、短期、高収入、高時給、1日のみなど空いた時間で好きなときに都合良く働けるから看護師にとって人気の勤務形態です。
ダブルワークで現職場の常勤勤務のシフトに合わせて夜勤専従で稼いだり、家庭と両立するために単発で働いておこづかい稼ぎするなど、派遣看護師を有効に活用しているナースも多くいます。
実際に派遣求人はツアーナース、イベントナースなど短期単発の求人募集が出ています。健診バイト、企業内看護師、医務室の求人など常勤では見つからない求人募集も派遣なら見つかります。
派遣ナースではたらくために
派遣会社に登録します。派遣求人は派遣法で決まっていて国から派遣免許(許可)を取得した会社のみができます。
看護師は派遣会社に登録して、派遣会社が扱っている派遣求人の中で気になる求人があれば、派遣会社のコーディネーターと一緒に派遣先の職場を見に行って(見学)、働くかどうかを決められます。
そのため給料は登録した派遣会社から支払われます。実際に仕事をする場所は派遣先の職場ですので、派遣会社と日常接することはありません。
派遣先の職場が合わない、困っている、話と違うなどトラブルがあった場合は派遣会社の担当コーディネータに連絡して解決してもらいましょう。
派遣看護師の働き方
看護師派遣で働くナースは多くダブルワーク、次の就業までのつなぎ期間だけ、ブランク看護師の慣らし勤務など派遣の理由は様々です。そのため単発、スポット、一日のみ、短期、長期など幅広い働き方があります。
派遣会社に登録します。有名な派遣会社はMCナースネット、ベネッセMCM、ナースパワー、スーパーナースなどです。これらの派遣会社に登録をしておけば単発求人をメールや電話で案内してくれます。
看護師転職サイトは転職情報や常勤求人に強い傾向があるので、派遣会社の方が派遣求人の取り扱いは多くあります。
単発求人は具体的に日付・勤務場所・業務内容をお知らせしてくれるからダブルワーク希望のナースでも、自分のシフトが空いてる日に合わせて働くことができます。
単発を週1から2回やったり、月に数回だけやる看護師もいますし、単発派遣のお仕事を複数掛け持ちして週5日位働く看護師もいます。
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短期は1ヶ月のみとか2ヶ月のみ、3ヶ月のみなど数ヵ月間だけの勤務を希望する看護師に合った働き方です。
派遣の契約期間は2ヶ月更新で働くケースが多く2ヶ月のみの勤務希望なら更新せずに初回の2ヶ月契約のみで派遣勤務を終了します。
契約期間は必ず2ヶ月間というわけではなくて、3ヶ月契約の派遣のお仕事もあるし、スタート時は1ヶ月契約や2ヶ月契約で派遣先の職場も看護師も双方が希望して3ヶ月更新に更新のタイミングで途中変更するケースもあります。
短期派遣は看護師側の勤務希望や条件はあまりかなえられない傾向です。
派遣先の職場は短期で辞められてしまうとせっかく仕事を教えて覚えた頃に派遣契約終了となってしまうためです。
よほど看護師の採用ができず数ヵ月間だけでも、つなぎで看護師がほしい場合などに限られてくるため、派遣で働ける職場の選択肢は少なくなります。
良くある看護師希望のパターンは海外留学にいくまでの3ヶ月間働きたいという希望です。
その場合お金も貯めたいから週5日勤務が可能な場合が多いですが、働きたい場所でやりたい仕事でタイミング良く派遣求人が出ているとは限りません。
本当は3ヶ月間フルフルで働きたいものの派遣求人が少ないため単発派遣を掛け持ちして働くケースが多いようです。
原則、派遣勤務は長期の契約はせず、2ヶ月か3ヶ月間の契約をして、2か月後や3か月後に更新して派遣を続け、結果的に長期派遣になっているケースがあります。
派遣看護師も、派遣先の職場も、派遣社員が登録している派遣会社も長期契約をしてしまうと途中で辞めたくてもやめられなくなってしまいます。
そもそも派遣で働く看護師は気軽に働いて辞めたい時に辞められるから派遣を選んでいます(時給が相場観より高いというのももちろんですが)。
派遣看護師も派遣先の職場も途中で派遣を止めたいと思ったら、次回の更新はしなければいいので、2ヶ月更新や3ヶ月更新の契約にして契約終了時に止めれるようにしています。
単発、短期、長期は派遣期間の話です。では派遣の種類はどんなものがあるのでしょうか。
派遣の種類って?
先ほど説明した数ヵ月の契約をして働く派遣のことです。短期、長期、単発も一般派遣に入ります。看護師の一般派遣は派遣できる施設に制限があります。
病院・クリニック・老人保健施設は派遣ができません(次に説明する産休育休代替派遣、紹介予定派遣なら可能です)。
看護師が産休中の間だけ派遣看護師で穴埋めをする派遣です。産休育休代替派遣は期間が長いのが特徴です。
労働基準法で定められているのが産前6週・産後8週が産休です。そのまま育児休暇を取得する事が多いので、合計で約1年間休暇取得するのが一般的となっています。
産休育休の取得が1年の場合、1年間派遣看護師で穴埋めをするとしても、1年間の派遣契約をしてしまうと看護師も派遣先の職場もリスクが大きいので、2ヶ月や3ヶ月更新の契約にして良ければ更新していくというのが一般的です。
カンタンに言うと、派遣でお試し勤務をしてから正職員雇用になる働き方です。お試し派遣期間は最長で6ヶ月間と決まっていて3ヶ月間がお試し派遣という場合が多いようです。
お試し派遣期間が終了する前に看護師と職場と両方の意見を聞いて、双方合意なら正職員として派遣で働いていた職場に雇用されます。
看護師、職場どちらかが直雇用をしないと言えば、その時点でその職場での派遣勤務が終了します。
引き続き派遣看護師で働きたい場合は他の派遣求人を探す必要があります。この紹介予定派遣制度はまだ浸透していないため知らない看護師も多くいます。
以外と知られていないのが、看護師派遣ができる勤務先は限られているということです。医療行為がある就業場所への看護師派遣は原則禁止されていて、特養、有料、デイ、訪問入浴など医療行為がない社会福祉施設への派遣に限られているのです。
病院やクリニックは看護師が足りないからといって、少しの期間だけ派遣看護師を使うということができないのです(介護老人保健施設も該当します)。病院やクリニックが派遣看護師を使う場合は、産休育休代替派遣か紹介予定派遣となります。
特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイサービス、訪問入浴などの医療行為・医療処置がない施設は、一般派遣、産休育休代替派遣、紹介予定派遣の全てが可能です。
派遣勤務の本音と現実
- 気軽に働いて、嫌ならいつでも辞められる。
- 高時給だから稼げるしいくつも派遣のお仕事を掛け持ちすれば常勤看護師よりも収入が高くなる。
- いろんな仕事や職場を経験できるから未経験でやったことがない術科を経験してみたい。
- 急いで仕事を探してないから転職までの間、派遣で働こうかな
- 患者や利用者の特徴を覚えてもらいたいから、早く辞められると困る。
- 介護施設は入居が何年にもなるので、コロコロ看護師が変わると入居者が嫌がる。
- 仕事を教える方も大変だから気軽に働けると思って欲しくない。
- 直雇用の非常勤よりも高い時給を払うから即戦力じゃないと困る。時給が高いのはスキルが高くて即戦力看護師だろうと思っているから支払っていることを忘れてもらっては困る。
- 常勤シフトに穴が開いているから派遣看護師を使っている訳なので、前提として派遣看護師はスキルが高くないといけないもの。未経験分野だったり看護師がやってみたかったというだけの理由で働きに来られると現場の職員に手間がかかって困る。
転職と違い、派遣で働く看護師は自由に働けるメリットがある分、派遣先の職場が我慢している事もあるようです。
みんなが気持ちよく働けるために、派遣看護師は仕事はしっかりとやる、その分、高時給で自由に働けるという意識で働いてみてはいかがでしょうか。
派遣ナースは魅力がとてもある雇用形態です。
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