看護学生と仕事の両立を目指す時に1つだけ知っておきたい事

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正看護師、准看護師の資格を取得するために、看護学生と仕事を両立する場合に読んでおきたい事を記事にしています。

 

衛生看護学科の高校進学して、准看護師を取得して准看護師として働き始める人もいれば、看護専門学校に進学して正看護師を取得する人もいます。

 

准看護師として働き始めてしばらくしてから正看護師の学校に通って正看護師を取得する人もいます。通信教育で正看護師を取得する人もいます。

 

看護資格は無資格で、看護助手として病院で働きながら学校に通って准看護師や正看護師の資格を取る人もいます。

 

正看護師、准看護師どちらを取得するとしても、仕事をしながら看護資格を取得するのは並大抵の努力では足りず、2年や3年間は寝る間も惜しんで仕事と学業を両立する必要があります。

 

新卒正看護師21歳、新卒准看護師19歳で働き始めるなら、看護師の臨床未経験は当たり前で、新卒採用枠で入職試験を受けられます。

 

しかし、一度社会人として働き始めたら新卒ではなく、中途採用という扱いになります。最近では40歳や50歳になってから看護師資格を取得する人もいます。

 

手に職をということで、勉強を頑張って看護師免許を取得するのは素晴らしいのですが、医療の現場が欲しいのは正看護師で3年以上の病棟経験が人です。

 

急性期病院で3年間の臨床経験があれば、看護の基礎技術は学んでいるのであとは病院のやり方を覚えれば即戦力となるからです。

 

また、新卒入職後の臨床経験3年なら24歳〜25歳で若くて夜勤もできると病院側は思うのです。

 

みなさんに1つだけ知っておいて欲しいこと

新卒ではない人が看護師資格を取得する際に、知っておきたい1つだけのことは、病院は看護師資格保有者が欲しいのではなく、臨床経験を積んだ看護師が欲しいということです。

 

もちろん、看護師資格を持っていればOKという場合もあります（診療報酬制度上の看護配置基準を下回ってしまう場合や入院患者増加による人手不足など）が、看護師資格を持っていても臨床経験が無いとワガママな仕事探しは難しいということです。

 

働きながら資格取得するのは覚悟が必要です。

 

看護助手から准看護師になる人、看護助手から正看護師になる人、准看護師から正看護師になる人、事情や経験は様々です。

 

そもそも、正看護師取得や准看護師取得をしたいと思ったのも、病院で働いていて、看護職員になりたいと感じたからでしょう。

 

生活を維持しながら学業に専念するのは、24時間、土日も休みの無い生活を2年や3年間も続きます。

 

2年で免許が取れるし、入試も難しくないから准看護師でいいと思っていたり、とにかくすぐに働いていて稼ぎたいから准看護師を取った人まで事情は違います。

 

初めは准看護師でいいと思っていても、実際に働き始めると、給料の差や身分の違いによる扱いの差、年下の正看護師に指示されてストレスが溜まったりしてるみたいです。

 

准看護師なら、正看護師とほぼ同じ仕事をしていて給料が20%以上安いのが不満で収入アップしたいや、正看護師でないとできない仕事があったりするからです。

 

看護助手から始めた人は、高齢者対応や介護が嫌いではない人が多く、病院で助手としては働いていているうちに、看護業務に興味が出できたし、給料も看護師のほうが1.5倍〜2倍くらい高いという理由が多いようです。

 

看護助手なら、医療行為を身近に見ていて、自分も医療行為ができれば患者対応の幅が広がって、患者のためになると思っています。

 

看護助手なら准看護師か正看護師を、准看護師なら正看護師を取れば、給料も待遇も上がりますが、仕事をしながら資格を取るのは本当に大変です。貯蓄や収入源があるなら良いですが、ほぼみんな仕事をしながら資格取得のために通学や通信教育など勉強しています。

 

看護師資格を取得したら希望の病院に転職できるの？

准看護師から正看護師になった場合は、准看護師の臨床経験年数にもよりますが、経験年数が少なければ看護スキル全体では無いにしても看護スキルはあまり評価されないし、経験年数が長ければ療養や慢性期の臨床経験が長い場合が多く急性期へは結構ギャップが生じるので難しくなります。

 

看護助手から看護師になったら、ゼロからのスタートです。看護助手は看護という名称が付きますが、あくまでも助手であって医療行為はできませんので、看護師としては経験ゼロです。

 

やっとの苦労で取得した看護師免許を生かして収入アップやスキルアップをしたいと思うのは当然の事ですが、看護スキルが無いのにワガママな希望を出すのは厳禁です。

 

准看護師が夜間正看護学校に通学すると、働ける時間は平日昼過ぎまでと土・日のみです。ママさんナースで時短勤務希望者を抱えている病院が、資格を持っていない人を曜日・時間指定の非常勤で採用するでしょうか？

 

看護業務しながら同時に勉強をしなければいけないのは分かるけども、今働いている病院が学業両立のための勤務形態を許可してくれているなら、まずは自分の働きたい時間に合わせて勤務できることに感謝しましょう。

 

学業優先だと、実習時期やテスト時期は勤務が出来なくなるから、学生ということに理解がある職場は非常にありがたいのです。

 

学業両立の仕事が難しいと言われたら、派遣のお仕事でもいいかもしれません。直接雇用の非常勤と比べて時給が高く、短時間勤務でも高給料が魅力です。

 

看護師派遣なら、デイサービス、有料老人ホーム、特別養護老人ホームといった介護施設が中心となるので、助手経験や療養病棟での経験があれば生かせます。

 

確かに、学業優先の勤務で融通を聞いてくれる病院や職場は、看護師不足で准看護師でも欲しい不人気病院だったりすることが多く、それが原因で、初めは勤務融通を聞いてくれるありがたい職場はと思って勤務をしていても、だんだん仕事に慣れて、学校の同級生から色んな病院のことをきくと、今の職場の嫌なことばかりが見えてきて、学校卒業して正看護師免許を取得したら転職しようと考えるようになるのです。

 

病院やクリニックを希望するけど、経験が浅い人に教育する立場も考えよう

正看護師を取得してそのまま入職してくれるなら病院も勤務の融通を聞いてくれるけど、たいていの看護師は正看護師免許取得後に違う病院に行きたがるものです。

 

でも実際には希望する人気病院への転職は難しいのです。准看護師で病棟経験が長くあってから、正看護師を取得したなら、正看護師の経験が無くとも希望の病院に採用されることもあるでしょう。

 

准看護師経験も浅くて正看護師を取ったばかりとなれば、ほぼ新卒と同じ扱いのため自分が思っているよりも、採用されないのが現実です。人気病院ならなおさらでしょう。

 

転職するときは、必ず転職理由や退職理由を聞かれます。安易な気持ちや考えで転職したい人は、採用してもすぐ辞める可能性が高いので不合格になります。

 

看護経験がほぼ無く、正看護師免許取りたてで、新卒じゃないとしたら採用側が無理して採用する理由はありません。

 

採用するとしたら、今、学業と平行して勤めているような、看護師不足で困っている病院です。

 

せっかく正看護師を取ったなら新たなチャレンジをしたいと思う気持ちは分かります。でも、一度立ち止まって自分の看護師の価値を考えてみましょう。

 

正看護師を取ったからといって、不義理に学業優先を理解してくれていた病院をすぐ辞めて、自分の希望する病院に採用されるのか、考えてみましょう。

 

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