病院の禁煙対策と看護師の喫煙事情なら【看護師求人サイト口コミ情報ランキング.net】

厚生労働省の調査によりますと全面禁煙の病院は全体の5割にとどまる結果が出ました。全国に8,493の病院あるのですが受動喫煙防止のための屋外を含めた敷地内を全面禁煙としている病院は全体の51.2%しかなく半数程度の病院はタバコが吸える環境にあるのです。

病院だけでなく、飲食店や公共の場でも広く使ってもらえたら嬉しいので禁煙の画像が気に入ったらソーシャルで拡散してください
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さすがに病室でタバコは吸えませんので基本は屋外に喫煙所を設けているけど、中には喫煙場所を屋内に設置している病院もあって、煙が外部に流れ出ないようにしている病院は13.9%となっています。施設内を全面禁煙としているという病院は32.5%しかないので、2/3の病院は建物内でタバコが吸えるのです。病気を治すための医療機関で禁煙対策が進んでいないのですね。

患者やお見舞いならタバコを吸うのも分かるのですが、ストレスがたまる病院職員のうち看護師の喫煙率は非常に高いとされています。看護師の９４％は女性ですのでこれだけ女性が大量にタバコを吸ってる職場というのも珍しいと思います。全面禁煙の病院ではそもそも煙草を吸う看護師を採用しないという動きも広まっています。面接時にウソをついても喫煙者はずっとタバコを我慢しなければいけないので、職員はみんなタバコを吸わない人が集まります。

看護師のセミナーや看護研修会などに行くと、休憩時間に喫煙室が女性で満杯になっている光景を見ると、なかなか複雑な気持ちになりますね。タバコを吸うことを決して否定しているわけではないのですが、吸わないに越したことはないし看護師がナース服を着てタバコを吸っている姿を想像したり見てしまうと、やるせない気持ちになってしまうのです。

禁煙という言葉や禁煙マークも昔から代わり映えのしないものなので、みんなの目を引く禁煙マークに変えてみてはどうだろうと思って、考えてみたのがページ上部の「no smoking」マークです。勝手に「smoking＝相撲キング＝横綱」と位置付けて、２つ並べることでトンチをきかせてみました。

看護師喫煙事情

平成26年6月に公益社団法人日本看護協会が発表した2013年「看護職のタバコ実態調査」によりますと、第一回目に実態調査をした2001年8月よりも2006年の第２回「看護職のたばこに関する実態調査」を実施した時に喫煙率が下がっており、さらに今回の調査では看護職の喫煙率は全体で7.9%となり、男女共に国民全体の喫煙率を下回ったことが明らかになっております。

2006年8月に国内の他の保健医療福祉団体に先駆けて「たばこ対策宣言」をした日本看護協会の長年の取り組みが看護職員の喫煙率低下につながっているのですが、保健医療施設における敷地内禁煙や分煙の取組み遵守が100%ではないことなど、まだまだ解決すべき課題が残っていることも事実です。
（今回の2013年調査について、配付数5,819件、回収数（率）3,488件（59.9％）、有効回答数（率）3,483件（59.9％）となっておりn数は十分確保できています。）

看護職員の喫煙状況喫煙率は、全体で7.9％、女性7.2％、男性29.5％で男性の方が圧倒的に喫煙率は高いものの女性の職場なのでほぼ女性喫煙率が全体の率になっています。その中で女性においては保健師1.3％、助産師4.0％、看護師8.2％、准看護師16.3％となっていて、年齢別では40歳代9.0％が、30歳代6.8％、20歳代5.7％なので若い人ほど吸わなくなってきています。

※国民の喫煙率との比較すると国民の喫煙率は女性9.0％、男性34.1％（2012年「国民健康・栄養調査」による）となり、ストレスのかかる職場で働くのは看護師も会社員も同じなのですが看護職の喫煙率は国民の喫煙率を下回っていることが分かりました。

では喫煙している看護師はどこで働いているかというと、所属機関ごとに喫煙率をみると診療所12.1％、介護老人保健施設・介護老人福祉施設10.7％、病院9.7％、訪問看護ステーション8.9％となっています。患者から目につかないようにタバコを吸う場所スペースを確保するのはなかなか難しそうな感じがします。

看護職員の喫煙に対する考えは、看護職という立場上タバコを吸うべきではないと思っているのは59.1％もいて、「いいえ」は16.6％、「わからない」は23.2％となっており、男女別は「はい」と答えた女性は59.8％、男性は41.0％となっています。職業柄健康や病気の治療に携わる人として、健康指導をする人が害のあるタバコを吸っていることに本人たちも違和感を感じているのでしょう。一方でタバコは趣味嗜好品なのでどんな仕事をしているにしても個人の自由と考えるのも自然と言えます。休日や仕事場以外で喫煙するのは良いですが、病院や医療機関の施設内で喫煙をすることは看護職の立場上、本当は辞めるべきなのかもしれません。

看護師が好きなお酒の飲酒と喫煙習慣の関係性については、喫煙者の飲酒頻度は「毎日」14.1％、「週5〜6日」10.5％、「週3〜4日」10.1％、「週1〜2日」10.5％、「月1〜3日」11.6％、「やめた」0.7％、「ほとんど飲まない」42.4％。「毎日」飲酒する割合は、現在喫煙者14.1％、過去喫煙者10.6％、喫煙経験無者3.6％なので、お酒とたばこはなかなかやめられないですね。

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